外壁塗装では、通常、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが標準ですが、外壁材の劣化が激しい場合には、下塗りを2回行う厚塗りが検討されることがあります。塗りの回数を増やすメリットとは何なのでしょうか?ここではこの厚塗りについてどのようなメリットやデメリットがあるか解説いたします。
【メリット】
・外壁材の強化: 初回の下塗りで浸透性の高い塗料が外壁材に深く染み込み、劣化した建材を補強します。
・防水性能の向上: 2回目の下塗りで細かいヒビや隙間を埋めることにより、強固な防水膜が形成されます。
・耐久性の向上: 2回の下塗り後に中塗りと上塗りを施すことで、より耐久性の高い塗膜が作られます。
【デメリット】
・コストと時間の増加: 厚塗りを行うことで、塗料の使用量が増え、作業時間も長くなるため、全体のコストが上がります。
効果の限界: ・4回塗りまでは効果的ですが、それ以上の厚塗りは費用対効果が低くなる可能性があります。塗料には適切な塗布量が規定されており、過剰な厚塗りは逆に仕上がりに悪影響を及ぼすことがあります。
施工品質への影響: ・過剰な塗り重ねは、塗膜の乾燥や仕上がりに影響を与えることがあります。適切な施工手順を守ることが重要です。
【注意点】
厚塗りは外壁材の劣化が進んでいる場合には有効ですが、それ以上の塗り重ねは慎重に判断する必要があります。「塗り回数が多い=高耐久性」というイメージにつけ込んでくる悪徳業者にも注意が必要です。不必要な工事の提案や、4回塗りの工事代金で実際は3回塗りで済ませてしまうケースもあり注意が必要です。お住まいの状態や外壁の素材によって最適な塗装方法は異なりますので、信頼できる専門家と相談しながら適切な塗装プランを 選ぶことが大切です。
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