外壁塗装を高品質・低価格に

外壁塗装業者選びで価格にだけ注目するのは危険です

外壁塗装業者を選ぶ際、価格だけに注目するのは非常にリスクがあります。価格が極端に安い業者には、必ず何らかの理由があります。ここでは、その理由と、価格だけで業者を選ぶ際の注意点について詳しく説明します。

安さだけで業者を選ぶリスク

外壁塗装の費用は「工事費」と「材料費」で構成されています。費用を抑えるためには、工事費(職人の人件費)を削るか、材料費を減らす必要があり、大幅なコスト削減をしようとする場合、手抜き施工が行われる可能性が高くなります。

〈手抜き施工の方法〉

1. 塗装回数を減らす

通常、外壁塗装は3回塗装(下塗り・中塗り・上塗り)が基本です。塗料の種類によって異なる場合もありますが、3回塗装を省略してコストを削減する業者もいます。上塗りだけの工程でも見た目は綺麗な仕上がりに見えますが、耐久性が著しく低下し、短期間で再度の塗装が必要になることがあります。

2. 下地処理を省く

下地処理は、塗装の品質を高めるために重要な工程です。クラックの補修や、木部・鉄部・雨戸のケレン作業などが含まれますが、見えなくなる工程であるため、省略する業者もいます。下地処理を省くことで工期を短縮し、人件費を削減できますが、結果的に、塗装の質や耐久性が大きく低下します。

3. 材料費を削る

塗料メーカーは1缶で塗布できる面積(塗布面積)を規定していますが、これを無視して塗膜を薄く塗る、塗料を薄めるなどで材料費を削減する業者も存在します。材料費を削減するために薄く塗ると、施工品質が落ち、数年後には再度の外壁補修が必要となります。

まとめ

外壁塗装を必要以上に安く施工しようとすると、施工後すぐに再塗装が必要になるなどのリスクが伴います。業者選びの際には、価格だけに惑わされるのではなく、業者の評判や実績、見積りの詳細な内訳を確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。信頼性の高い業者を選ぶことで、長期間にわたり安心して住まいを維持することができます。